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中韓製ステンレス冷延、AD関税延長を申請


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年8月9日_記事番号:T00078608

中韓製ステンレス冷延、AD関税延長を申請

 中韓製ステンレス冷延製品に対し、2013年8月より適用されている反ダンピング(不当廉売、AD)関税の期限が迫る中、燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠といった台湾メーカーが、5年の課税延長を求める申請を行った。これに対し財政部関務署は8日、経済部と共同で調査を進め、早ければ8カ月以内に延長の是非を判断すると発表した。9日付工商時報が報じた。

 財政部関務署は13年11月、不当な低価格販売を理由に、中韓メーカーのステンレス冷延製品に対し20.18~38.11%の反ダンピング関税率の課徴を決定、同年8月にさかのぼって適用した。適用期間は5年で、今月期限を迎える。

 YUSCOは、13年にダンピング関税の対象となった「300系」ステンレス冷延製品の17年の中国輸出価格は1トン当たり6万2,189台湾元(約22万5,000円)、韓国製は6万2,915元だったと指摘。しかし英国の市場調査会社、MEPSによると同年の適正価格は8万4,831元で中韓製品はこれを大幅に下回っており、ダンピングは確実との見方を示した。