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健保カード改革計画、スマホ化も視野


ニュース 医薬 作成日:2018年8月9日_記事番号:T00078609

健保カード改革計画、スマホ化も視野

 ICチップ内蔵の全民健康保険カード(健保ICカード)発行から14年半が過ぎ、衛生福利部(衛福部)中央健康保険署(健保署)は、個人情報のセキュリティー強化と同時に、新機能を統合した新型カードを検討している。市民からはスマートフォンで使えるバーチャル化を望む声も上がっている。9日付自由時報が報じた。

 健保署の蔡淑鈴副署長によると、2004年に発行した初代の健保ICカードは、データ容量が32キロバイト(KB)と少なく、セキュリティー性能も低かったため、13年以降に発行したカードは容量を80KBに増やし、セキュリティーも強化した。

 しかし依然、初代カードを使用している市民は1,100万人以上と多い上、健保カードで総合所得税(個人所得税)の確定申告が可能になるなど、多様な使い方ができるようになり、さらなるセキュリティー強化が必要となる中、今年4月に次世代カード発行計画が動き出した。

 医療関係者からは既存カードの問題点について、読み取り速度が遅く、業務に影響が出ているといった指摘が出た。市民からは身分証との統合や、バーチャル化、電子マネー機能の付加などを望む声が上がっている。