ニュース 社会 作成日:2018年8月9日_記事番号:T00078618
長年香港で中国共産党体制を批判する書籍を出版、販売し、2015年の店長拉致騒動を経て閉鎖に追い込まれた「銅鑼湾書店」が、台湾での復活計画を断念した。9日付自由時報が伝えた。
銅鑼湾書店は今年3月、台北で記者会見を開き、9月に西門町に出店する計画を明らかにした。しかし、林栄基店長は同紙の取材に対し、出店を断念したことを明らかにした。
林店長は「資金支援者が中国の圧力を受け、資金引き揚げを決めた。台湾での商業登記も取り消した」と述べた上で、「理念さえ捨てなければ、今はだめでも、来年以降は分からない」とし、今後の出店可能性には含みを残した。
出資予定だった香港人は「香港でも台湾でも調べられている。家族に中国でビジネスをしている人がおり、資金引き揚げを決めた」と明かしたという。
林店長は「台湾はこれまで民主的で、書店を開くことは簡単だと考えていたが、こんなに複雑なことになって意外だ。背後には魔の手があり、台湾でも香港でも『赤い勢力』の妨害がある」と語った。
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