ニュース 電子 作成日:2018年8月9日_記事番号:T00078622
中堅ファウンドリーの漢磊先進投資控股(エピシル・ホールディング)はこのほど、利益率が高い自動車向け、電源向けの製品を強化するため、6インチのシリコンカーバイド(SiC、炭化ケイ素)ウエハー生産ラインを新設すること決めた。投資額は3億4,000万台湾元(約12億3,000万円)で、来年下半期の試験生産開始を見込む。9日付自由時報が伝えた。
同社は最近、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)チップなどの需要拡大で工場がフル稼働状態となっている。しかし、MOSFETは利益率が低い上、中国メーカーの参入で価格競争が激化する恐れがあると判断し、SiC生産能力の増強でパワー半導体分野を強化する方針を固めた。
同社は現在、4インチSiC月産能力が1,500枚。今後は既存の6インチ工場をSiC生産ラインに転換する。自動車向けなどの需要は旺盛で、6インチSiC単価が4,000米ドルに達し、月2,000~3,000枚の生産で2億~3億元の増収が期待できるという。
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