ニュース 電子 作成日:2018年8月10日_記事番号:T00078625
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の▽台湾積体電路製造(TSMC)子会社の精材科技(シンテック)▽群豊科技(アプトス・テクノロジー)▽京元電子(KYEC)子会社の東琳精密(ドーニング・リーディング・テクノロジー、DL)──は、赤字から抜け出すため、経営立て直しを進めている。10日付自由時報が報じた。
シンテックは第2四半期の純損失が14億100万台湾元(約51億円)で、9四半期連続の赤字となった。12インチウエハーレベルの封止業務からの撤退を決定し、第2四半期に9億7,400万元の減損を計上したためだ。
シンテックの陳家湘董事長は、7月から携帯電話関連の封止業務が回復して設備稼働率が高まっており、第3四半期にフル稼働となる見通しで、黒字転換を目指すと表明した。シンテックはアップルの3D(3次元)センサー封止を手掛けているとされる。
群豊科技は過去7年の累積損失が9億5,500万元に達した。新任の王龍化董事長は、本業に集中して製品の品質と歩留まり率を高め、受注を増やして経営体質を改善すると表明した。
東琳精密は第1四半期に4億9,500万元の赤字となり、設備稼働率は5割未満に落ち込んでいる。親会社のKYECが、東琳精密の調達交渉力を高めるためにリソースを投入しており、早ければ下半期に黒字転換する可能性がある。
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