ニュース 電子 作成日:2018年8月10日_記事番号:T00078630
電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)の廖賜政執行長は9日、米中貿易摩擦について、短期的な対応策を取っており、一部製品の生産を台湾やメキシコ、チェコに移す可能性があると述べた。10日付工商時報などが報じた。
同社が9日発表した第2四半期純利益は29億3,300万台湾元(約106億円)で、前期比41.1%増加、前年同期比では14.7%減少した。第2四半期としては、2014年以降で最低だった。同社は、受託生産業界の競争激化、中国の人件費上昇、傘下の筐体(きょうたい)メーカー、鎧勝控股(ケーステック・ホールディングス)やIC基板メーカー、景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)の業績不振が要因と指摘した。
第2四半期連結売上高は2,712億5,600万元で、前期比3.4%減、前年同期比12.8%増だった。粗利益率は3.2%で、前期比0.1ポイント下落、前年同期比1.4ポイント下落した。
廖執行長は第3四半期の楽観見通しを示した。同社は米アップルのスマートフォン、iPhoneを受託生産しており、新機種の出荷が業績を下支えするとみている。
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