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ラーメン「一風堂」台湾事業、乾杯集団が全株式売却


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年8月10日_記事番号:T00078639

ラーメン「一風堂」台湾事業、乾杯集団が全株式売却

 焼き肉店などを展開する乾杯集団(カンパイ・グループ)は9日、力の源ホールディングス(本社・福岡市中央区、河原成美社長)からライセンス供与を受けて台湾で博多ラーメンチェーン「一風堂」を運営する「乾杯拉麺」の株式100%を、力の源ホールディングスに売却すると発表した。乾杯集団はラーメン事業から撤退し、台湾の「一風堂」チェーン8店は力の源ホールディングスが経営を引き継ぐ。10日付経済日報が報じた。

 乾杯集団の廖佳怡広報担当は「一風堂」の売却について、グループのリソースを核心である焼き肉事業に集中するためと説明。「一風堂」については、ラーメン店のビジネスモデルがうまくいかず、長期間赤字を計上したと述べた。

 乾杯集団は2012年に「一風堂」を台湾に導入。14年9月には出資比率100%の子会社としていた。しかし、一風堂の昨年売上高は3億1,300万台湾元(約11億3,000万円)で、前年比3.36%減。純損失は1,431万元で前年の2.88倍に拡大した。

 廖広報担当は、乾杯集団は今後、焼き肉と牛肉の飲食事業に集中し、中国を中心に海外展開を加速すると表明。高級焼き肉店「老乾杯」の北京への初出店、深圳への追加出店、和牛鍋の「黒毛屋」の上海出店を計画している。中国事業がグループ売上高に占める割合は今年上半期、20%を突破した。