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アプリでの海外不正送金摘発、詐欺犯罪の資金洗浄に利用も


ニュース 社会 作成日:2018年8月10日_記事番号:T00078644

アプリでの海外不正送金摘発、詐欺犯罪の資金洗浄に利用も

 金融監督管理委員会(金管会)による許可を取得せず、ウェブサイトとスマートフォンアプリでピア・ツー・ピア(P2P)方式による為替送金を行い、詐欺グループのマネーロンダリング(資金洗浄)を助けるなどして、2年間で11億台湾元(約40億円)を不正送金したとして、警察は主犯格の男(43)ら8人を摘発した。10日付中国時報が伝えた。

 警察は6日、資金の流れとサーバーの位置を特定した上で、台湾各地6カ所を家宅捜索し、証拠品を押収した。

 容疑者は2年前に「桜桃服務」という会社を設立し、ウェブサイトと「チェリーペイ」というスマホアプリを使用し、不正な外国為替送金を行っていた。容疑者は保釈金50万元で保釈された。

 警察によると、容疑者は「手数料2%で銀行より割安」などとうたい、不正送金の顧客を集めていた。容疑者による違法な為替送金サービスは、犯罪所得を中国系の決済アプリ口座に送金するのに利用されていた。30人以上の詐欺被害にも関係しているもようだ。