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ASE蘇州子会社、紫光集団が3割出資


ニュース 電子 作成日:2018年8月13日_記事番号:T00078650

ASE蘇州子会社、紫光集団が3割出資

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)は10日、中国江蘇省蘇州市の子会社、蘇州日月新半導体(ASENセミコンダクターズ)が、中国半導体大手、紫光集団(チンホア・ユニグループ)から9,533万米ドル、30%の出資を受け入れたと発表した。ASE傘下の矽品精密工業(SPIL)の中国子会社、矽品科技(蘇州)も紫光集団より3割出資を受けており、紫光集団との関係がより強まる。11日付工商時報が報じた。

 日月光投資控股はASENセミコンダクターズの出資受け入れについて、紫光集団との資本提携によって、急速に発展する中国市場を開拓できると説明した。資金はASEグループの台湾での投資、運営に使用するという。

 業界関係者によると、紫光集団は子会社の長江存儲科技(YMTC)が湖北省武漢市に擁する工場を含め、中国に12インチウエハー工場が3基あり、今年下半期に3D NAND型フラッシュメモリーを量産する。また、四川省成都市と江蘇省南京市にも12インチ工場の設置を予定している。紫光集団と提携したことで、日月光投資控股の傘下企業は、これらの工場の製品の封止・検査を請け負うとみられる。