ニュース 金融 作成日:2018年8月13日_記事番号:T00078663
金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は10日、金融持ち株会社、富邦金融控股(富邦金)の経営方式には「産金分離」(産業と金融の分離)の原則上、問題点があるとして、2カ月以内の改善を要求したことを明らかにした。11日付経済日報が伝えた。
問題視したのはまず、傘下の台北富邦商業銀行の董事会の独立性だ。富邦銀の董事会での審議案件は、先に富邦金の蔡明興董事長と蔡明忠副董事長との同意を得なければ、提出できない流れになっており、金管会は富邦銀の経営の独立性を妨げているとした。金管会はまた、富邦金で董事長と共に実質的決定権限を掌握している蔡明忠副董事長について、副董事長としての権限に問題があると判断した。顧主任委員は「副董事長は富邦金の通常業務の社内事務文書に署名をしてはならない」とし、改善が見られない場合には、蔡明忠氏の職務解任を命じる可能性もあるとした。
遠東集団(ファーイースタン・グループ)の総裁で遠東国際商業銀行の副董事長を兼務する徐旭東氏も金管会による調査を受けたが、産金分離に違反する状況は指摘されなかった。
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