ニュース 農林水産 作成日:2018年8月13日_記事番号:T00078665
英国と台湾は今月7日、英国産豚肉を台湾に輸出することで合意に達した。台湾政府は英政府の発表を受ける形で、11日になって事実関係を公表した。英国産豚肉が台湾に輸入されるのは初めてで、英国側は「今後5年で台湾での商機は20億台湾元(約72億円)相当に上る」と表明した。12日付蘋果日報が伝えた。
行政院のコラス・ヨタカ報道官は「英国の豚は安全で成長促進剤ラクトパミン(通称・痩肉精)を使用しておらず、心配の必要はない。貿易と輸送スケジュールの関係で、まだ市中で英国産豚肉は販売されていない」と説明した。
行政院農業委員会(農委会)によると、英国は2004年に台湾に豚肉輸出を申請したが、家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生して作業が中断。その後、10年に英国が口蹄疫の発生地域から除外された後、英国側に補完資料の提出を要求。昨年10月に衛生福利部(衛福部)が実地調査を行うなどして、開放を決めた。これにより、台湾の豚肉輸入元は15カ国に増える。
台湾の養豚業界は、輸入豚肉は主に加工肉製品に使用されるが、価格が安いことから、一部業者が台湾産豚肉から輸入豚肉にシフトすることもあり得るとみている。
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