ニュース 政治 作成日:2018年8月13日_記事番号:T00078670
国交のない台湾との関係強化を目的とする日本の超党派議員連盟、日華議員懇談会(日華懇、古屋圭司会長)の議員団が9日午前、総統府を訪問し、蔡英文総統と会談した。蔡総統はその際、台湾に対する日華懇の思いやりと声援に感謝するとともに、今後、「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP、TPP11)」や国際機関への台湾の参画について継続して日本の支援が得られるよう期待感を示した。なお会談には安倍晋三首相の実弟、岸信夫衆議院議員も出席した。香港の中国評論通信社(中評社)が10日伝えた。
岸衆議院議員(左)と握手を交わす蔡総統(右)(蔡総統フェイスブックより)
蔡総統は、中国の圧力により台湾が世界保健機関(WHO)の年次総会に出席できないことや、各国の航空会社が台湾の表記を「中国台湾」に改めるよう迫られた問題で日華懇が台湾支持を表明したこと、また台中市で開催が予定されていた「東アジアユースゲームズ」について日本が開催中止の多数決を棄権したことに感謝の意を示した。
一方、9日付産経新聞によると、台湾が東日本大震災以降、禁止している福島など5県産食品の輸入について古屋会長が早期解禁を要請し、蔡総統も解決に前向きな姿勢を示したとされるが、総統府のニュースリリースや蔡総統のフェイスブック(FB)ページで同問題への言及はなかった。
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