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ファイソン28%増益、NAND需要急増


ニュース 電子 作成日:2018年8月14日_記事番号:T00078674

ファイソン28%増益、NAND需要急増

 NAND型フラッシュメモリー用コントローラーIC設計大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の第2四半期連結売上高は103億2,900万台湾元(約370億円)で前期比11.1%増、純利益は11億3,000万元で28%増だった。NANDフラッシュ価格下落が、需要を刺激したことが好調の要因だ。製品構成改善によって粗利益率は22.5%まで3ポイント上昇した。14日付経済日報が報じた。

 ファイソンは、第2四半期コントローラーICの出荷量が前期比15%増加した。特にeMMC(埋め込み型マルチメディアカード)向け製品が、アンドロイドOS(基本ソフト)のスマートフォン大手ブランドに採用されたことで、25%出荷増となった。

 第3四半期の見通しについてファイソンの潘健成董事長は13日、需要期に入り、スマホ、パソコン、ノートPCいずれも需要が高まっており、主要eMMC顧客からの受注、出荷が大幅に成長すると予測した。特に3次元(3D)NANDフラッシュに対応した高単価のeMMC向けコントローラーICの受注比率が高まり、第3四半期業績を押し上げるとの見方を示した。