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機械業界、スマート化で2兆元へ


ニュース 機械 作成日:2018年8月14日_記事番号:T00078678

機械業界、スマート化で2兆元へ

 機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)は13日、世界初となる「スマート機械産業白書」を発表した。柯抜希理事長は、スマート機械(スマートマシン)とスマート製造(スマートマニュファクチャリング)を台湾機械産業の両輪として、2025年に生産額2兆台湾元(約7兆2,000億円)達成を目指すと表明した。14日付経済日報が報じた。

/date/2018/08/14/05tami_2.jpg柯理事長(中)は、台湾機械産業は既にハイテク精密機械産業へと進化を遂げたと指摘した(13日=中央社)

 台湾機械産業の17年生産額は1兆1,000億元で、初めて1兆元を突破した。今年は約10%増の1兆2,000億元とTAMIは予想している。

 TAMIはスマート機械とスマート製造を推進するため▽新旧機械のネットワーク接続▽センサーと機械向けクラウドの開発加速▽研究開発(R&D)機関に対する産業用センサー開発支援の要請──を目標に掲げている。毎年50~100社の新規入会と、3年以内に▽スマートマシンボックス、4,000台▽ロボット、5,000台▽8~10種類の産業用センサー──の推進、クラウドによる会員3,000社への機械情報共有を目指す。

 なお業界関係者によると、米中貿易戦争の影響で台湾の大手工作機械メーカーの中国工場では受注が20~30%減少し、程泰機械(グッドウェイ・マシン)、高鋒工業(kafo)などが来年の見通しを慎重視しているようだ。