喫茶チェーン「85度Ｃ」を展開する美食達人（グルメ・マスター）は、上半期純利益が10億1,800万台湾元（約37億円）と同期の過去最高を更新した。47店舗を展開する米国における「85度Ｃ」の売上高が安定的に成長したことが主因だ。14日付自由時報が報じた。
美食達人は、第２四半期の純利益は前年同期比９%増の５億2,000万元を記録し、12期連続の過去最高更新となった。
米国の「85度Ｃ」は７月、レストランなどのメニューの宅配サービスを手掛けるドアダッシュと提携し、テイクアウトサービスを開始。成果によりサービスの範囲を拡大する方針だ。米国、中国、台湾の主要市場で店舗数を増やしており、下半期も業績成長が予想される。
一方、焼き肉店などを展開する乾杯集団（カンパイ・グループ）も上半期純利益が5,491万元と同期の過去最高を更新。平出荘司董事長は、傘下ブランドで海外を含め７店舗が新たにオープンしたこと、および既存店舗の業績成長が好調につながったと説明した。なお１～７月の連結売上高は前年同期比28.25%増の16億7,100万元だった。
