ニュース 社会 作成日:2018年8月14日_記事番号:T00078691
教育部課綱審定委員会(指導要領審査委員会)は13日、高級中学(高校に相当)の歴史科目を台湾、東アジア、世界に三分し、中国史を東アジア史の一部として扱うことを決議した。
現在の指導要領で、高校の歴史科目は台湾史、中国史、世界史に分かれている。来年以降は中国史は単独では扱われなくなる。
検討作業を指揮した政治大学歴史学科の金仕起副教授は「東アジアというのは指導上の便宜でそう呼んでいるだけで、実際は中国が中心になる。生徒が歴史を学ぶ際に中国と他地域の相互関係に注意を払い、世界的視野を育てるもので、『脱中国化』の問題はない」と説明した。
歴史教育の「脱中国化」は台湾本土派勢力にとっては悲願だったが、反発も大きい。嘉義大学歴史学科の呉昆財教授は「今回の決定には多くの歴史学者が不満を表明しており、抗議署名を集める動きもある」と述べた。
中国も歴史教育の「脱中国化」が台湾独立史観につながりかねないと警戒を強めるのは必至だ。
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