ニュース 電子 作成日:2018年8月15日_記事番号:T00078698
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は14日の董事会で、副総経理兼技術研究部門の責任者として米スタンフォード大学工学部教授で電気工学を専門とする黄漢森(フィリップ・ウォン)氏を招へいすることを決定した。15日付工商時報が報じた。
黄氏は1988年に米リーハイ大学で電気工学の博士号を取得。16年にわたりIBM「トーマス・J・ワトソン研究所」の半導体部門に勤務した後、スタンフォード大に教授として招かれた。業界関係者によると、黄氏はメモリー関連の技術開発を得意とし、TSMCのeMRAM(組み込み式磁気抵抗メモリー)、eRRAM(組み込み式抵抗変化型メモリー)など組み込み型不揮発性メモリーの次世代技術開発に貢献すると見込まれる。
TSMCは今年6月、張忠謀(モリス・チャン)前董事長の引退後、劉徳音(マーク・リュウ)董事長と魏哲家総裁の2トップ体制に移行したが、両者の役割分担をより明確化するため、9月に人事異動が行われると見込まれている。
TSMCは同日、設備投資予算約1,364億台湾元(約4,900億円)を承認した。工場建設や生産能力の拡充、先進プロセス移行、為替リスクヘッジを目的とした子会社への増資などに充てる。
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