ニュース 電子 作成日:2018年8月15日_記事番号:T00078699
仮想通貨の採掘(マイニング)装置用チップの開発を手掛ける中国の嘉楠耘智信息科技(Canaan、浙江省杭州市)はこのほど、アップルやインテルに先駆け、世界で初めて7ナノメートル製造プロセスによるチップの量産に成功したと発表し、中国半導体業界で大きな話題となっている。同チップは台湾積体電路製造(TSMC)が受託生産しているとされる。しかし、マイニング装置用は機能が単純な上、開発、生産コストも大幅に低く、スマートフォン用チップと比較はできないとの指摘も上がっている。15日付経済日報が報じた。
TSMCが生産する嘉楠耘智のチップは、マイニング装置「Avalon A9」に搭載される。
浙江省の中心地、杭州市は中国の半導体産業集積地7カ所の1つで、有力なIC設計会社が集まっている。業界関係者によると、IC設計に優れているものの、生産面に弱点を抱えており、嘉楠耘智の7ナノチップ量産もTSMCの支援がなければ実現しなかったとされる。
実際、杭州市には半導体の受託生産メーカーの工場は存在せず、自社工場を持つ杭州士蘭微電子以外は、上海市や江蘇省、台湾のファウンドリーで生産を行っている。
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