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鋼管大手、域内価格を10%値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年6月3日_記事番号:T00007870

鋼管大手、域内価格を10%値上げ

 
 中国鋼鉄(CSC)、中鴻鋼鉄による相次ぐ熱延製品値上げを受け、美亜鋼鉄、高興昌鋼鉄、燁輝企業など多くの域内鋼管大手メーカーが2日、6月分の黒鋼管と亜鉛めっき鋼管製品の域内価格を一律1トン当たり3,000台湾元(約1万400円)値上げすると表明した。平均値上げ幅は10~12.5%。3日付工商時報が報じた。

 熱延製品は先ごろ、中鋼が第3四半期域内価格を1トン4,500元、中鴻が6月分を同2,500元値上げすると表明しており、川下メーカーではコスト圧力が高まっていた。

 美亜の呉倫吉業務総経理によると、鋼管メーカーでは原料コストが増大しているほか、川上のスラブ鋼と熱延製品の供給不足が起きており、鋼管市場の供給量も逼迫(ひっぱく)しているという。

  また、めっき製品でも同日、大手の燁輝と盛餘(SYSCO)が6月分の溶融めっきスチールコイルおよび塗装鋼コイルを、1トン当たり2,500~3,000元値上げすることを決定した。平均値上げ幅は6.8~7.9%。