ニュース 医薬 作成日:2018年8月15日_記事番号:T00078707
バイオ後続品(バイオシミラー)開発会社の泰福生技(タンベックス・バイオファーマ)は14日、米国と台湾を生産拠点とし、台湾にはタンパク質バイオシミラーの生産工場を設置することを董事会で決議した。新工場には段階的に約10億台湾元(約36億円)を投じる計画で、6カ月以内に設備の搬入を終え、第1相臨床試験に必要な生産能力を整備する予定だ。15日付経済日報が報じた。
タンベックスは現在、米国にタンパク質薬工場を設置、台湾には実験室を開設している。アジアにおけるタンパク質バイオシミラー市場の発展を好感し、台湾工場の設置を決めた。背後には同社に出資する潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁の後押しがあったようだ。
台湾工場では抗がん抗体薬の生産ラインの設置も予定するほか、アジア市場の開拓に向け、日本や中国の提携パートナー獲得も視野に入れる。
なお、世界のバイオシミラー市場規模は2020年までに250億~350億米ドルに拡大し、うち40%を米国市場、それ以外を日本、中国を中心とするアジア市場が占めると予想されている。
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