ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

CCPC、薬用石けん新工場が稼働


ニュース 医薬 作成日:2018年8月15日_記事番号:T00078708

CCPC、薬用石けん新工場が稼働

 製薬大手、中国化学製薬(CCPC)は14日、5,000万台湾元(約1億8,000万円)を投じて建設したPIC/S(医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム)やGMP(適正製造規範)といった医療分野の国際規格に準拠した石けん工場が完成し、運用を開始したと発表した。まず、傘下ブランド「緑的(グリーン)」の薬用石けん「緑的薬皂」を生産している。石けん市場における同製品のシェアは昨年約10%だったが、5年以内に20%まで引き上げたい考えだ。15日付工商時報が報じた。

/date/2018/08/15/09green_2.jpgCCPCの孫蔭南総経理(中)ら。新工場の稼働率は現在30%程度だが、赤字にはなっていない(14日=中央社)

 「緑的薬皂」は40年にわたるロングセラー商品だ。台湾で今年から薬用石けんの生産工場にPIC/S認証の取得が義務付けられたことから、2年前に自社生産を停止し、南僑グループに生産を委託してきた。

 今回、PIC/S規格に準拠する自社工場が稼働したことで、CCPCは「緑的薬皂」のシェア拡大のほか、薬用石けんの受託生産でも今後、売上貢献が期待できると証券会社は指摘した。

 2017年の台湾の石けん市場規模は8億4,000万元で、「緑的薬皂」の販売は約8,000万元だった。