ニュース 社会 作成日:2018年8月15日_記事番号:T00078719
台湾初の従軍慰安婦像が14日、台南市の国民党台南支部そばに設置された。除幕式に参加した馬英九前総統は、慰安婦は国連が認めた第2次世界大戦中の性奴隷で、戦争犯罪だとして日本政府に正式な謝罪と賠償を求めた。15日付自由時報などが報じた。
初の慰安婦像の設置は、親日的な台湾なだけに多くの日本人にとって驚きをもって受け止められた。台湾で女性の人権を重視する人々と、国民党の反日的な思惑が結び付いた結果といえそうだ(14日=中央社)
慰安婦像設置が日台関係に影響しないかとの質問に対し、この問題は既に70年以上がたっており、未解決は許されず、日本の多くの政治家が大所高所から正しい判断を下すことを信じると語った。
銅像設置を進めた「台南市慰安婦人権平等促進協会」の黄淑貞理事長は、銅像設置は多くの人にこの問題を重視してもらいためで、衝突を生むことが目的ではないと説明した。
一方、民進党台南支部の蔡麗青執行長は、慰安婦を選挙のために利用するなと国民党を批判。外交部は「銅像設立に政府は関わっていない」との声明を発表した。
8月14日は、韓国が今年から「慰安婦の日」として国家記念日に指定し、政府が記念行事を行った。台湾での銅像設置もこれに合わせて行われた。
一方、中国政府は今月10日に上海で予定されていた国際慰安婦研究フォーラムを中止したと伝えられている。対米関係が悪化した中、対日関係のさらなる後退を防ぐ狙いがあるとみられる。
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