ニュース その他製造 作成日:2018年8月16日_記事番号:T00078737
レインウエアやカジュアルウエアを生産する達新工業の中港工場(台中港関連工業区)が基準値を大幅に超える毒性物質を大気中に排出していた事件で、台中地方検察署は15日までに、詐欺と大気汚染防止法違反の罪で同社と歴代の工場長3人、大気汚染防止設備の作業員1人を起訴した。16日付自由時報が伝えた。
達新工業の中港工場。同社は今後は内部管理の強化と作業プロセスの見直しで、問題の再発を防ぐとしている(15日=中央社)
達新工業は2009年から17年にかけて、原材料の使用量を実際の3割しか申告せず、総額6,871万台湾元(約2億4,700万円)の空気汚染防制費(大気汚染防止費)を不正に逃れた疑い。また、12年から固定汚染源処理設備の能力不足で、発がん性物質のジメチルホルムアミドを含む有毒気体を空気中に約1,000トン放出していた。
台中市政府環境保護局によると、不正な有毒気体排出については、既に120万5,000元の罰金処分が下されている。不正に逃れた6,871万元の大気汚染防止費は既に納付済みだが、なおも約4,000万元の未納分があるという。
中港工場は昨年8月に操業許可証の取り消しを申請し、操業を停止している状態だ。
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