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陽明海運が大型船10隻新造へ、アジア航路に投入


ニュース 運輸 作成日:2018年8月16日_記事番号:T00078744

陽明海運が大型船10隻新造へ、アジア航路に投入

 海運大手、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)は15日、2,800TEU(20フィートコンテナ換算)クラスのコンテナ船10隻の建造を台湾国際造船(台船、CSBC)に発注すると発表した。建造費は総額3億5,000万~4億5,000万米ドルで、2020年第2四半期~21年第2四半期に引き渡しが行われ、アジア航路に投入される予定だ。16日付経済日報が報じた。

 新船舶の建造について陽明海運の李詩周財務長は、今年第4四半期より高賃料の貨物船18隻の租借期間が相次いで満了する上、現在の建造価格は適正なため、輸送能力の不足を補うと説明した。

 なお租借期間が満了するのは今年第4四半期に7隻、19年に7隻、20年に4隻で、4,000~8,000TEUクラスの船舶が中心となる。陽明海運では第4四半期から来年上半期にかけて、1万4,000TEUクラスの新型船舶5隻を新たに租借、引き渡しを受ける予定だ。今回の借り換えにより、1日当たり1万2,000米ドルの租借費用節約につながるほか、環境保護や燃費性能の向上によるコスト削減も期待できるという。