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3年昇進なければ離職検討、サラリーパーソン調査


ニュース その他分野 作成日:2018年8月16日_記事番号:T00078745

3年昇進なければ離職検討、サラリーパーソン調査

 求人求職情報サイト大手、1111人力銀行の調査によると、台湾のサラリーパーソンは、平均で3年昇進しなければ、離職を考え始めるもようだ。また調査では、サラリーパーソンの84%が、透明性の高い昇進制度の有無が、仕事への取り組み方や会社にとどまるかに影響すると回答した。中央社電が15日伝えた。

 1111人力銀行の李大華・公共事務部兼職涯発展センター総経理は、3年勤めれば職務を十分こなせるようになり、ステップアップが視野に入ると指摘。企業に透明性の高い昇進制度があれば、目標が明確になり、仕事への意欲が向上すると説明した。また、台湾は中小企業の割合が97.7%と高く、そのうちの7割が社員数5人以下で、昇進の機会が少ないと述べた。

 業界別で昇進が最も早いのは金融業で、約2年で機会に恵まれる。最も遅いのは貿易・流通業の平均4.8年だ。

 一方、昇進の機会が訪れれば、迷わず受けるとの回答は23.8%で、状況によって判断するとの回答が73%に上った。

 管理職クラスに対する調査では、13%が昇進したことを後悔していると回答した。後悔した理由は、▽責任が重くなった、81.02%▽労働時間が長くなった、72.99%▽定時で帰れなくなった、45.26%▽給料が変わらなかった、32.12%▽派閥争いに巻き込まれた、29.93%──だった。