ニュース 商業・サービス 作成日:2018年8月17日_記事番号:T00078762
新北市中和区のマリオット・インターナショナル傘下のホテル、福朋喜来登酒店台北中和(フォーポイントバイシェラトン・タイペイチョンフー)は16日、台湾の表記を「中国台湾」とした「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」の予約システムをマリオットが使用することに抗議し、同グループとのライセンス契約解除を発表した。同館の朱少菡総経理は、解約による損失額は1,000万台湾元(約3,600万円)に上る可能性があるが、台湾の尊厳を守るためには仕方がないと語った。17日付自由時報が報じた。
SPGの予約システムを利用するホテルは台湾全土に26カ所あるが、解約を表明したのは同館が初めてだ。福朋喜来登酒店台北中和の宿泊客のうち、SPGを通じた予約は約2割。同館は今後、自社サイトや他の予約サイトでのマーケティングを強化する。なお、解約に伴いホテルの名称変更が確実なため、アメニティーなどが作り直しとなる。
福朋喜来登酒店台北中和は2000年に瓏山林事業が設立し、スターウッドホテル&リゾートと契約した。16年にマリオットがスターウッドを買収したため、マリオット傘下で事業を展開していた。
なお、外遊中の蔡英文総統が米ロサンゼルスで宿泊したインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)のホテルが、ホームページで台湾の表記を「中国台湾(Taiwan,China)」としていたことが判明したため、外交部は英国にある同グループ本部に対し、是正を要求したことを明らかにした。
蔡総統が宿泊したロスのインターコンチネンタルには、中華民国の青天白日満地紅旗が掲げられていた。同館としては蔡総統を歓迎する意図が明確だったことがうかがえる(中央社)
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