ニュース 政治 作成日:2018年8月17日_記事番号:T00078770
中国は中国大陸に居住する台湾・香港・マカオ住民に対し、9月から「港澳台居民(香港・マカオ・台湾住民)居住証」を発行する。台湾住民の居住証番号は中国人の身分証番号と同じ18桁となる。中国では身分確認時に18桁の番号を要求されるケースが多く、手続き面で使い勝手がよくなる。ただ、台湾の大陸委員会(陸委会)は「台湾に対する統一工作の一環だ」として警戒を強めている。17日付自由時報が伝えた。
中国公安部の侍俊副部長が港澳台居民居住証の発行を発表した。中国に半年以上居留し、合法的な職業・住所を持つことなどが申請条件だ(16日=中央社)
中国国務院新聞弁公室は16日、記者会見を開き、港澳台居民居住証の発行方針を明らかにした。国務院台湾事務弁公室(国台弁)の龍明彪副主任は「居住証は中国大陸の社会公共サービスシステムにおける身分証読み取り設備で識別可能で、台湾人民は大陸住民と同等の公共サービスと利便性が得られる」と説明した。
ただ、居住証は中国での学習、就労、生活上での身分証明書類であり、渡航書類としては従来の台湾居民来往大陸通行証(台胞証)を使用することになる。
陸委会は中国が既に10億人以上の顔認識記録を保有しており、秩序に反する人物に対する自動追跡を行うなどしているとした上で、居住証は中国人の身分証と同じ仕様で発行されるため、中国で就労、就学する台湾人にも一定のリスクが及びかねないとして注意を呼び掛けた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722