ニュース 社会 作成日:2018年8月17日_記事番号:T00078771
米家電メーカー、RCAの桃園工場で起きた有機溶剤による公害・健康被害事件で、最高法院は16日、RCAと当時の持ち株会社仏トムソン・コンシューマー・エレクトロニクスなどに対し、原告の元従業員262人に対し、合計で5億1,000万台湾元(約18億4,000万円)の賠償金を支払うよう命じ、判決が確定した。賠償額は台湾の労災賠償としては最高額となる。17日付中国時報が報じた。
RCAは1998年に従業員による損害賠償要求の動きを察知後、台湾の資産を海外の銀行に移転しており、賠償の実行は難航する恐れもある(16日=中央社)
RCAは1970年から生産過程でトリクロロエチレンなどの発がん性物質を使用し、従業員が使用した水や工場内の空気が汚染され、死亡例を含む健康被害が出て、損害賠償訴訟が長期化していた。
残る原告246人については、事実関係の整理が必要だとして、審理を台湾高等法院に差し戻した。
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