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中国企業がアップル筐体受注、台湾3社に打撃懸念【表】


ニュース 電子 作成日:2018年8月20日_記事番号:T00078783

中国企業がアップル筐体受注、台湾3社に打撃懸念【表】

 中国の機構部品最大手、深圳市長盈精密技術(エバーウィン・プレシジョン)が米アップルのノートパソコン「MacBook(マックブック)」向け金属筐体(きょうたい)を受注した。中国メーカーがアップルに筐体を供給するのは初めてだ。長盈精密はアップルのスマートフォン「iPhone」向けの筐体受注も狙っており、値下げ競争を仕掛けてきた場合、台湾の筐体メーカー3社が打撃を受ける見通しだ。20日付経済日報が報じた。

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 アップルのMacBook、iPhone、タブレット端末「iPad」向け金属筐体は台湾の▽鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)▽可成科技(キャッチャー・テクノロジー)▽鎧勝控股(ケーステック・ホールディングス)──と米ジェイビルが供給してきた。

 アップルが長盈精密をサプライチェーンに加えたのは、他の筐体サプライヤーに値下げを迫り、自社の利益を確保する狙いがあるとみられる。

 長盈精密は2001年設立。サムスン電子や中国の▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽OPPO広東移動通信▽維沃移動通信(vivo)──などスマホブランド大手に金属筐体を供給している。