華碩電脳（ＡＳＵＳ）は17日、スマートフォン新機種「ZenFone5」シリーズをブラジルで発表した。現地通信キャリア最大手「Ｖｉｖｏ」と提携し、ブランド力強化と市場シェア拡大を図る。18日付経済日報などが報じた。
沈執行長（中）は、クアルコムのクリスチアーノ・アモン社長（右２）などサプライヤーと共に、ZenFone5シリーズ発表のステージに立ち、良好な関係をアピールした（ＡＳＵＳリリースより）
沈振来（ジェリー・シェン）執行長は、スマホ市場の競争が激化する中、競争力のある製品と市場に集中すると述べた。ブラジルはＡＳＵＳが重視する市場の一つで、初代ZenFone発売以来、400万台以上の販売実績を誇る。
ブラジルで販売するのは、▽ZenFone5▽Zenfone5Z▽Zenfone5 Selfie▽Zenfone5 Selfie Pro（台湾名・Zenfone5Q）──と、5,000ミリアンペア時（mAh）の大容量バッテリーを搭載した新機種「ZenFone Max Pro」。「ZenFone Max Pro」は、インド・インドネシア市場でよく売れている。
証券会社は、ＡＳＵＳは早くからブラジル、トルコ、ロシアなど新興市場を開拓し、一部市場で十分なシェアを獲得していると指摘した。ＡＳＵＳは今年第４四半期のスマホ事業の黒字転換を目指している。
