ニュース 医薬 作成日:2018年8月20日_記事番号:T00078791
がん治療の免疫療法が初めて全民健康保険の支給対象となることが決まった。対象となるのは、第3~4ステージの悪性黒色腫で主流の薬物が無効だった場合。衛生福利部(衛福部)中央健康保険署(健保署)の統計によると、該当する患者は年間約100人で、1人当たり165万台湾元(約590万円)の治療費軽減につながるという。18日付聯合報が報じた。
免疫療法はがん治療法としての効果が注目を集めているが、費用が高く、健康保険の財務に打撃を与えるとして給付対象には含まれてこなかった。今回認められた悪性黒色腫患者の場合も2016年に給付対象とするよう申請がなされたが、承認されるまでに2年を要した。
これまで末期の悪性黒色腫に有効な薬物は存在せず、1年生存率はわずか6%となっていた。しかし林口長庚紀念医院・腫瘍科の張文震主任によると、免疫療法は従来の治療法に比べ確かに効果が高く、副作用も少ないと指摘。生存率の上昇にもつながっているという。
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