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18年経済成長予測、2.69%に上方修正【図】


ニュース その他分野 作成日:2018年8月20日_記事番号:T00078794

18年経済成長予測、2.69%に上方修正【図】

 行政院主計総処は17日、2018年の台湾の域内総生産(GDP)成長率の予測値を2.69%へと、5月時点より0.09ポイント上方修正した。上半期のGDP成長率の実績が予測を上回ったためだ。ただ、米中貿易摩擦の影響で世界経済に対する不安感が拡大していることから、個人消費の今年の成長率予測値を2.47%へと0.06ポイント下方修正した。民間投資は半導体大手の設備投資減少を理由に、成長率予測値を4.26%へと0.35ポイント下方修正した。18日付経済日報などが報じた

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 主計総処は、第2四半期のGDP成長率の速報値を3.3%へ、7月時点から0.01ポイント上昇修正した。4四半期連続で3%を上回った。一方、下半期の成長幅は四半期ごとに縮小する見込みで、第4四半期は2.09%と、過去9四半期で最低になると予測した。朱沢民主計長は、比較対象の昨年同期の数値が高いためで、台湾経済は今後も引き続き安定的に成長すると強調した。

 来年のGDP成長率の予測値は2.55%。最低賃金の月給を2万3,100台湾元(約8万3,000円)へ、時給を150元へと引き上げることで、経済成長率は0.06ポイント押し上げられる見通しだ。