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蔡総統NASAに、初の米政府機関訪問


ニュース 政治 作成日:2018年8月20日_記事番号:T00078795

蔡総統NASAに、初の米政府機関訪問

 パラグアイ、ベリーズ歴訪を終えた蔡英文総統は19日、帰路の米国でのトランジット滞在で、テキサス州ヒューストンにある米国航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センターを訪問した。台湾の現職総統が米国政府機関を訪れたのは初めてだ。中央社電が20日報じた。

/date/2018/08/20/17tsai_2.jpgNASAのジョンソン宇宙センターを訪れた蔡総統(右2)。宇宙ステーションの模擬訓練センターを見学した(19日=中央社)

 蔡総統は同センターへの訪問を、自身のフェイスブック(FB)で明らかにした。宇宙飛行士から国際宇宙ステーションが3時間前に台湾上空を通過し、宇宙から見える台湾は美しいと伝えられたことや、宇宙開発に関係する世界最高の人材が集まるNASAには台湾系の職員も働いていることを紹介した。

 これに先立つベリーズ滞在中の18日、蔡総統は記者団に対し、ロサンゼルス市内の85度Cの店舗に立ち寄った結果、中国で同社に対する排斥の動きが起きたことについて「非常に遺憾だ。台湾企業が政治的表明を迫られ、双方(台湾と中国)を不快にさせる展開は不健全で、両岸(中台)関係にも何ら貢献しない」と語った。

 蔡総統はさらに、「中国からの圧力によって、われわれの内部で対立が生じたり、非難し合ったりすることが最もよくない」と述べ、台湾は圧力に際してさらに団結し、自由民主への信念を強めねばならないと力説した。

 85度Cを展開する美食達人(グルメ・マスター)は17日の株価が続落してストップ安となり、観光・サービス銘柄で最高値の座を瓦城泰統集団(TTFB)に譲った。同社の投資判断を「バイ(買い)」から「ホールド(中立)」に引き下げた証券会社もあった。