ニュース 政治 作成日:2018年8月20日_記事番号:T00078798
中国国務院は19日、台湾住民などの中国における新たな身分証明書類となる「香港・マカオ・台湾住民居住証」の申請発行細則を公布した。台湾の大陸委員会(陸委会)は、中国側の居住証発行計画を特に批評していないが、居住証の取得に当たり、指紋を採取されることについて、中国側の監視がさらに厳しくなる可能性があるとの見方を示した。20日付中国時報が伝えた。
細則によると、台湾住民は中国本土に半年以上滞在し、かつ▽合法的で安定した仕事を有している▽合法的で安定した住所を有している▽就学中──という条件のいずれかを満たした場合、個人の希望に基づき、居住証を申請できるとした。
居住証の番号は「公民身分番号」と呼ばれ、台湾住民に割り当てられるのは83で始まる18桁。居住証には氏名、写真、指紋、有効期限などの情報が記録される。有効期間は5年で、9月1日から各地の公安機関で申請を受け付ける。
居住証の保有者は、就業、社会保険、住宅積立金の三大権利の他、義務教育、運転免許発給などの公共サービスを受けることができる。
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