ニュース 電子 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078807
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)はこのほど、孫会社を通じ、新利虹(リードデータ)傘下の蘇州昶虹電子から同社ポーランド子会社の株式の60%を7,800万人民元(約12億5,000万円)で取得したと発表した。これによりASEは、欧州自動車メーカー向け先進運転支援システム(ADAS)、自動運転関連のサプライチェーン入りを目指して、現地にEMS(電子機器受託生産サービス)拠点を構えることになる。21日付工商時報が報じた。
ASEは今回、傘下のDMS(設計製造サービス)、環旭電子(ユニバーサル・サイエンティフィック・インダストリアル上海)の完全子会社、環海電子(ユニバーサル・グローバル・エレクトロニクス)を通じて、昶虹電子(蘇州)のポーランド子会社でEMSを手掛ける「Chung Hong Electronics Poland」を買収した。双方はさらに、残りの株式40%を環海電子が将来取得できる内容の契約も交わした。
環旭電子は昨年、EMS業界で世界16位。魏鎮炎総経理によると、同社は台湾、上海、昆山、深圳、メキシコに生産拠点を構えている。うちカーエレクトロニクス製品は主に上海とメキシコで生産しているが、ここ数年、欧州の需要に応じ、現地拠点開設を模索しており、今回、蘇州昶虹電子からのポーランド子会社の買収を決めたという。
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