ニュース 電子 作成日:2008年6月3日_記事番号:T00007881
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業は2日、定時株主総会を開き、昨年の連結売上高が前年比28.95%増の1兆7,000億台湾元(約5兆9,000億円)だったと発表した。郭台銘同社董事長は、「今年も同程度の成長をみせ、通年の売上高成長は第1四半期(22%)を必ず上回る」と抱負を語った。3日付経済日報が報じた。
郭董事長は年初、今年も売上成長率30%前後を維持すると発言した。しかし第1四半期の年成長率は22.3%と低調だったことから、証券会社からは、同社の成長力が弱まっているのではないかとの懸念が出ている。
しかし、郭董事長は、「今年は世界経済が不安定で、台湾元高や中国労働合同法(労働契約法)など直面する問題は少なくない」と認めながらも、「劣悪な環境にある時、ブランドメーカーは自社生産に切り替えようとすれば状況はさらに悪くなる。今後電子製品の委託生産は増え、鴻海も恩恵を受ける」との見方を示した。
なお、鴻海が馬英九総統の求めに応じて進めていた高雄軟体園区への進出計画が決定したもようだ。4日に経済部加工出口区管理処と投資同意書を交わす予定で、契約式には郭董事長と陳菊高雄市長が出席するとみられる。
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