ニュース 電子 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078811
液晶ディスプレイ(LCD)用偏光板大手、明基材料(BenQマテリアルズ)の陳建志董事長は20日、受注状況からみて年内はフル稼働が続くと述べた。中国で液晶パネル生産ラインの相次ぐ稼働に伴って偏光板需要が拡大しており、今後は供給不足に陥る可能性もあるとの見方を示した。21日付経済日報などが報じた。
明基材料の偏光板生産ラインは現在3本。陳董事長は、ボトルネック解消や製品構成の最適化などによって、偏光板の出荷面積は、2016年に南部科学工業園区(南科)の生産拠点を閉鎖した以前の水準以上と説明した。また、自動車用や産業用、8Kパネル向けなどの高付加価値製品の研究開発(R&D)を進めており、このうち8Kパネル向けは、年末から来年初めにも売上高に貢献すると見通しを示した。
同社は、偏光板事業が売上高全体の9割以上を占める。偏光板事業の顧客は、友達光電(AUO)が60%未満、中国パネルメーカーが30%以上。
同社は7月、滅菌包装材メーカーの聯和医療器材(シグマ・メディカル・サプライズ)の株式80%を取得。陳董事長は、今年通年の売上高のうち、医療機材事業の割合は10%まで上昇すると予測した。
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