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中研院と生技中心、新薬開発・企業支援で提携


ニュース 医薬 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078813

中研院と生技中心、新薬開発・企業支援で提携

 中央研究院(中研院)と生物技術開発中心(生技中心、DCB)は20日、新薬開発とベンチャー企業の支援で提携する覚書を交わした。10月末までに台北市南港区で完成予定のバイオテクノロジー産業集積地「国家生技研究園区」を提携プラットフォームとし、3年以内にバイオ企業3~5社の設立、海外進出を目指す。21日付経済日報が報じた。

/date/2018/08/21/09dcb_2.jpg中研院の廖俊智院長(左)と生技中心の龔明鑫董事長(経済部次長、右)。豊富な基礎研究成果の下、商用化を加速する(生技中心リリースより)

 中研院が新薬の開発を行い、生技中心が臨床試験前に医薬品の最適化を進める。その後、国家生技研究園区の育成センターで組織したベンチャーチームが企業を設立し、行政院国家発展基金(国発基金)などの公的資金を投入後、海外からの出資も受け入れる。

 当初はがんなどの難病を適応症とする▽タンパク質薬▽抗体医薬▽抗体薬物複合体(ADC)──の開発で提携する計画だ。早ければ来年に2種類の医薬品の臨床試験を実施し、3年以内に海外からの出資を獲得した上で第2相臨床試験を行う。