ニュース 農林水産 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078820
台湾最大のサツマイモ生産者団体「瓜瓜園」の邱裕翔総経理は、2020年に新規株式公開(IPO)を目指していると明らかにした。21日付工商時報が報じた。
邱総経理は、株式公開によって瓜瓜園の制度改善、海外市場の開拓、優秀な人材の確保を進めやすくなり、台湾の農業の地位向上につながると説明した。
瓜瓜園の契約農家は600軒以上で、作付面積は1,000ヘクタール。サツマイモと関連製品の台湾市場シェアは70%に上る。コンビニエンス大手の全家便利商店(台湾ファミリーマート)、ファストフード店の「頂呱呱(T.K.K.フライドチキン)」など300~400社に供給しており、台湾ファミマでは焼き芋として年間3,000万本が販売されている。
瓜瓜園の17年売上高は5億2,000万台湾元(約18億6,000万円)で、今年は前年比20%増加する見通しだ。売上高の80~90%が台湾向けで、▽日本▽香港▽マレーシア▽シンガポール▽韓国▽豪州▽米国▽カナダ▽英国▽ドバイ──などに輸出もしている。
邱総経理は、6月に台南市で冷凍サツマイモスティック工場に着工し、19年第4四半期に稼働予定だと明らかにした。瓜瓜園の年産能力は1万8,000トンへと現在の1.5倍に拡大する見通しで、輸出比率を30%に高めたいと表明した。
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