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エルサルバドルと断交、今年3カ国目


ニュース 政治 作成日:2018年8月21日_記事番号:T00078823

エルサルバドルと断交、今年3カ国目

 ロイター通信によると中米エルサルバドルのサルバドール・サンチェス・セレン大統領は21日、台湾との断交と中国との国交樹立を発表した。台湾でも呉釗燮外交部長が同国との断交を発表。断交は5月のドミニカ共和国、ブルキナファソに続いて今年3カ国目で、台湾が正式な外交関係を持つ国はこれで17カ国に減少した。

/date/2018/08/21/17elsarbador_2.jpg厳しい表情でエルサルバドルとの断交を発表する呉外交部長(21日=中央社)

 エルサルバドルの断交発表は、蔡英文総統が20日に中南米歴訪から台湾に戻った直後で、中国が蔡総統の外交成果のイメージダウンを狙ったものとみられる。

 蔡総統は談話を発表し、「台湾の主権に迫る中国の力は昔日の比ではない。今は各政党が両岸(中台)政策を比べているときではなく、団結して主権の最低ラインを守るべきだ」と訴えた。

 エルサルバドルは昨年1月に蔡英文総統が公式訪問。台湾は2007年に同国と自由貿易協定(FTA)を結び、昨年の台湾から同国への輸出額は1億6,215万米ドルと、10年間で約2.3倍に拡大していた。台湾は同国から主に甘ショ糖を輸入していた。