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TSMCの5・7ナノ、大半がAIチップ


ニュース 電子 作成日:2018年8月22日_記事番号:T00078829

TSMCの5・7ナノ、大半がAIチップ

 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の5、7ナノメートル製造プロセスを2019年に採用する顧客は、大半が人工知能(AI)チップのようだ。22日付電子時報が報じた。

 TSMCは7ナノプロセスの量産を開始しており、5ナノプロセスは19年末にも量産に入る予定だ。

 業界関係者は、AIチップは▽データセンター▽スマートシティー▽スマート医療▽自動運転▽ビッグデータ解析▽ロボット▽フィンテック──などでの需要が高まっており、高性能の計算能力と低消費電力が求められるため、TSMCの5、7ナノプロセスに受注が集中すると指摘した。

 TSMCの最先端プロセスはこれまでモバイル端末用チップメーカーが率先して採用してきたが、米クアルコムと聯発科技(メディアテック)は今年のスマートフォン用チップ新製品に12、14ナノプロセスを採用している。

 業界関係者は、スマホ用チップ需要の伸びが鈍化し、平均価格が下落している他、まだ第5世代移動通信(5G)サービスが始まっていないため、スマホ用チップメーカーはコストの高い最先端プロセスの採用を控えていると指摘した。