ニュース 医薬 作成日:2018年8月22日_記事番号:T00078843
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の抗体新薬会社、聯合生物製薬(ユナイテッド・バイオファーマ)は、今後5年以内に数十億台湾元(1台湾元=約3.6円)を投じ、人材育成、新薬の研究開発(R&D)、設備購入に加え、2,000リットル規模の生産ライン12本を新設する。海外の製薬大手と提携し、台湾のバイオテクノロジー業界での「ユニコーン企業」への成長を目指す。22日付工商時報が伝えた。
聯合生物製薬は2013年に親会社の聯亜生技開発(UBIアジア)が抗体新薬事業を経営分離(スピンオフ)する形で発足し、これまで5年間に27億元を投資。研究スタッフを40人から約190人に増員した。複数の抗体新薬が臨床試験段階に入っているほか、2,000リットル規模の生産ライン2本を備えた研究棟が完成した。平均細胞培養生産率は1リットル当たり3~8グラムまで向上した。
開発中の新薬のうち、抗エイズウイルス(HIV)モノクローナル抗体新薬「UB-421」の第3相臨床試験が複数国で行われているほか、抗ヘルペスウイルス(HSV)モノクローナル抗体新薬「UB-621」が米国で第2相臨床試験に入った。
聯合生物製薬の王長怡董事長は「台湾と中国に生産拠点を置いており、米国にも親会社UBIのリソースがある。新薬で米国、中国市場に進出し、経営面で最大の効果を上げたい」と説明した。
同社は8月29日に興櫃市場(未公開株取引市場)への登録を廃止し、海外での株式上場を目指す。
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