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メディアテック、Mスターのテレビ用部門統合


ニュース 電子 作成日:2018年8月23日_記事番号:T00078855

メディアテック、Mスターのテレビ用部門統合

 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は22日、傘下の晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)のテレビ用チップ部門を統合し、テレビ用チップ事業部を設立したと発表した。無線通信、スマートデバイスに続く、3つ目の事業部新設。来年1月のMスター合併に向けた、組織再編の一環だ。23日付工商時報などが報じた。

 また、Mスターのタッチコントロール関連チップ業務は、今年10月1日にメディアテック傘下のドライバIC設計会社、奕力科技(イリテック)に統合する。セットトップボックス(STB)業務は今年12月31日にメディアテック傘下の台湾晨星国際科技に統合する。

 メディアテックの組織再編は、同社がIoT(モノのインターネット)関連製品を網羅し、AI(人工知能)とIoTを統合したAIoTの巨大市場に照準を合わせたことを意味している。

 メディアテックは2012年にMスター合併計画を発表。しかし、中国商務部が、両社の中国テレビ用チップ市場シェアが合計8割に達するため、3年間はMスターのテレビ用チップ部門の独立性を維持するよう求めていた。同条件は16年8月に期限を迎え、メディアテックが再申請し、中国商務部が今年2月に条件を取り消した。これを受けてMスターは4月、メディアテックとの合併を最終決定していた。