ニュース 電子 作成日:2018年8月23日_記事番号:T00078856
日本のブロックチェーンシステム開発ベンチャー、TRIPLE-1(トリプルワン、本社・福岡市、山口拓也社長)は、7ナノメートル製造プロセス技術を採用した仮想通貨の採掘(マイニング)用ASIC(特定用途向けIC)「KAMIKAZE(カミカゼ)」のエンジニアリングサンプル(ES)を完成させた。第4四半期から台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノプロセスでウエハー投入を開始する予定だ。23日付経済日報が日刊工業新聞の報道を基に報じた。
「KAMIKAZE」の設計は、TSMC傘下の創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)と、世芯電子(アルチップ・テクノロジーズ)が受託している。
「KAMIKAZE」を搭載したマイニング装置は来年初めに販売を開始する計画で、月産2万台を目指しているという。
TSMCは仮想通貨事業を展開する日本のGMOインターネットグループからもマイニング用ASICを受注し、第4四半期に7ナノプロセスで量産を開始するとの観測が浮上している。
業界関係者は、7ナノプロセスのマイニング用ASICは、通常の16ナノプロセスに比べて処理速度が4倍、消費電力は半分になると指摘。仮想通貨ビットコインの価格が低迷する中、コストを抑えて利益を確保するために7ナノプロセスの採用が相次いでいると指摘した。
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