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作成日:2008年6月4日_記事番号:T00007887
県市長の中国訪問、陸委会が開放を検討
四川大地震への支援集会参加のための中国訪問を計画した李炷烽金門県長の申請が4日、行政院大陸委員会(陸委会)に認められた。一度は却下されていたが、国民党立法委員の間で批判が高まったことを受け、頼幸媛陸委会主任委員が劉兆玄行政院長との協議を経て決定した。また、劉徳勲陸委会副主委は「内政部出入国・移民署に対し積極的に開放する方向で処理するよう提案する」と発言しており、県市長など公務員の訪中を制限する規定は今後緩和に向かうとみられる。4日付中国時報などが報じた。
李県長の訪中を許可した理由として?主委は、李県長が中国政府に関係した活動をしないなど、金門酒造の株主という立場での訪問に徹することに同意したためとしている。
また、郝龍斌台北市長も、「2010年上海万国博覧会」に関する調印のため、今月23日から28日までの上海行きを予定している。既に内政部を通じて陸委会に訪中の申請を行った郝市長は、「上海万博の主催団体は中国の政府組織ではなく国際組織に当たり、陸委会の認可基準に合致する」と実現に期待を寄せる。
一方19日から開催される北京国際旅行博覧会への参加のため訪中を検討している高雄市の陳菊市長は、まだ申請を行っておらず陸委会の態度を見守っている状況だ。