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「物価のピーク過ぎた」、経建委主任委員が認識


ニュース その他分野 作成日:2008年6月4日_記事番号:T00007888

「物価のピーク過ぎた」、経建委主任委員が認識

 
 行政院経済建設委員会の陳添枝主任委員は3日、「経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は良好で、物価上昇のピークは過ぎた」との認識を示し、原油価格などが反落すれば、4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は行政院主計処予測の4.57%を上回り、5%に達する可能性もあるという見通しを語った。4日付経済日報が伝えた。

 3日の台湾株式市場で加権指数が145ポイントの急落を示し、馬英九総統就任以来の最安値を更新したことについては、7月の中台週末チャーター便就航と中国人観光客受け入れで株式市場に対する信頼は回復するとの見方を示した。

 陳主任委員は「馬新政権の政策は出尽くした。直面するインフレ圧力に対処するためには、行政部門が具体的に政策を実現していく必要がある。例えば、両岸(中台)間の開放政策を採るなどしてこそ、投資家の信頼を取り戻せる」と指摘した。

 行政院の内需拡大策について陳主任委員は、「予算がまだ立法院を通過しておらず、小規模の公共事業では景気底上げ効果は限定的」と分析した。