ニュース 電子 作成日:2018年8月24日_記事番号:T00078885
24日付工商時報によると、ファウンドリー大手、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)の8インチウエハー工場は、パソコン、スマートフォンの需要期入りに加え、新技術の応用製品拡大で半導体需要が高まっており、年末までフル稼働状態だ。来年上半期まで受注見通しが立っているという。しかも、シリコンウエハー価格上昇を受け、ファウンドリー各社は下半期に受託生産価格を引き上げる見通しだ。
8インチ工場は従来、液晶ドライバICやマイクロコントローラー(MCU)生産が中心だったが、昨年末から車載用、モノのインターネット(IoT)など向け半導体生産が増え、好調が続いている。
車載用、IoT向けでは近年、ロー~ミドルエンドMCU、電源管理IC(PMIC)の需要が急増している。車載用やIoT向け、サーバーや高性能コンピューター向けで、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)搭載量が増えていることも理由だ。MOSFETなどパワー半導体は従来、5インチや6インチ工場で生産していた。この他、スマホ向け指紋認識IC需要も急増している。
一方、一部設備メーカーが、8インチ工場の設備の生産を縮小、停止しており、ファウンドリー各社の生産能力拡大が難しいため、供給不足が続いている。
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