ニュース 電子 作成日:2018年8月24日_記事番号:T00078887
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーが23日発表したレポートによると、9月のテレビ用液晶パネル価格は、部材のガラス基板、偏光板、ドライバICの供給逼迫(ひっぱく)を受け、引き続き上昇する見通しだ。パネル大手、友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)の第3四半期利益への貢献が見込まれる。24日付工商時報などが報じた。
ウィッツビューによると、32インチテレビ用パネルの第3四半期オファー価格は、製造コストの約43~44米ドルを上回る水準まで回復した。65インチ価格も230~240米ドルと、製造コストの約210~220米ドルを上回った。
ウィッツビューの李志豪研究副理によると、ガラス基板は、中国のパネル工場の新稼働で、需要が増え、第6世代以上の生産能力不足が深刻だ。偏光板は、需要期に加え、7月の西日本豪雨の影響で日東工業が尾道事業所(広島県)での生産を一時停止したことも影響し、明基材料(BenQマテリアルズ)、誠美材料科技などがフル稼働となっている。ガラス基板と偏光板の供給不足は、第4四半期に改善する見通しだ。
ドライバICは、ファウンドリー、COF(チップ・オン・フィルム)実装などパッケージ・テスティング(封止・検査)で、生産能力が逼迫している。9月に見込まれるアップルのスマートフォン「iPhone」発売に向け、タッチコントローラICとドライバICを統合した「TDDI」の需要が高まっているためだ。
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