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中国進出台湾企業、昨年の売上高12%増


ニュース その他分野 作成日:2008年6月4日_記事番号:T00007890

中国進出台湾企業、昨年の売上高12%増


 工商時報が中国に進出する台湾企業主要1,000社を対象に実施した調査によると、対象企業の昨年の売上高は前年比12.41%の伸びにとどまり、過去3年で最低だった。ただ、上位10社の売上高は同35.94%の伸びを示し、依然好調を維持した。
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 対象企業のうち、増収を達成したのは664社で、このうち2倍以上の増収を記録したのは前年の調査の半分の33社にとどまった。利益を挙げたのは825社で、このうち1,000億人民元(約1兆5,000億円)以上の利益を挙げたのは111社と前年の77社を上回った。

 業種別では情報電子・通信機器が対象企業の合計売上高の72.66%を占め、中国市場でのシェアも21.26%に達した。一方、増値税還付率引き下げの影響を直接受けた靴メーカーが不振だった。1,000社のランクに初登場した企業は155社だった。

 企業別では、鴻海精密工業系の鴻富錦精密工業がトップの座を守った。

 同紙は調査結果について、「成長は緩やかになった。台湾企業は中国国内でマクロ政策調整、対外的には貿易摩擦や人民元高に直面して、売り上げが伸び悩んだ。国際的な原材料値上がり、増値税還付率の引き下げなども打撃となった」と分析した。