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国泰人寿、増資で150億元調達へ


ニュース 金融 作成日:2008年6月4日_記事番号:T00007892

国泰人寿、増資で150億元調達へ


 生保最大手の国泰人寿は3日、年内に現金増資で150億台湾元(約520億円)を調達することを決めた。新株発行価格は75元で、親会社の国泰金融控股が全額を引き受ける見通しだ。財務基盤が良好な同社までもが大規模増資を迫られたことで、保険業界では今後増資が相次ぐとの見方が出ている。4日付経済日報が伝えた。
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 保険業界ではサブプライム問題、為替差損のほか、リスクベース自己資本比率(RBC)の計算法改正で増資圧力が強まっている。今回の増資決定は、新光人寿、台湾人寿に続くもので、国泰人寿にとっては過去最大規模となる。

 業界では各社が増資に踏み切った最大の要因として、RBCの計算法改正を挙げる声が多い。これに対し、行政院経済監督監理委員会(金管会)は「RBCの計算法改正は保険業者が増資を決めた唯一の要素ではない」と説明しているが、業界の求めに応じ、計算法を再度見直すか決定することにしている。